理学療法士の資格取得後は病院に勤務し、急性期から回復期、慢性期、訪問リハビリまで幅広く経験。2021年4月にリヤンドファミーユへ入職。現在はデイサービスの管理者を務める。

▼目次
理学療法士としての歩み
これまでの職場との違い
リヤンドファミーユで働く魅力
私のモットー・好きな言葉

理学療法士としての歩み

－ 家族から感謝される仕事に惹かれて

理学療法士を目指した理由は、私自身が怪我をしてリハビリを受けた経験と、祖母が怪我をしてリハビリを受けた経験がきっかけです。自分自身が怪我をした時に助けてもらった感謝はもちろんですが、高齢の祖母をリハビリで治療してくれて元の生活に戻れた時に、自分の時以上の喜びと安堵がありました。リハビリを受けられるご本人だけでなく、そのご家族様からも感謝される仕事だと感じ、とても働きがいのある職業に興味を持ちました。

－ 急性期・回復期から生活期リハビリまで経験

病院では急性期病棟、地域包括ケア病棟、回復期リハビリ病棟、療養病棟と幅広く経験をしました。たくさんの患者様の在宅・地域への復帰をご支援させていただく中で、「患者様は退院後も変わらず生活を続けられているのだろうか？」と思うことが増えていきました。
急性期から慢性期まで関わってきたことから、さまざまな状態の患者様の気持ちを知り、それぞれの状態においてどのような運動・活動量が必要かという経験はしてきました。それらを活かして、より生活期でのサポートをしたいと考え、訪問リハビリに異動し、そこでも約2年経験を積みました。

これまでの職場との違い

－ 今の生活を続けるための支援

病院や訪問リハビリでは、主に「治療」を目的とするリハビリに関わることができました。そこでは1対1のリハビリになります。一方で、デイサービスでは「その人らしい今のご自宅での生活を、できるだけ続けられるように」「活動レベルを落とさないように、運動機能の維持を図る」ことを目的に、多くの方々に関わることができます。

訪問リハビリで関わらせていただいたご利用者様の中には、ご自宅で過ごす時間が長く、活動量が少なくなってしまうことで体調を崩されて入院される方もいらっしゃいました。そうした経験から、外出できる体力がある方にはデイサービスに来ていただき、筋力・体力・ADLを維持して今の生活をいつまでも続けていただく。それを目標に私たちのデイサービスを続けてご利用いただくことが、今の仕事のやりがいです。

－ 多職種チームで支える

デイサービスに来られるご利用者様は、運動がされたい方、機能訓練を希望される方、運動よりも他のご利用者様と楽しく過ごされたい方など、理由は皆さんそれぞれです。病院や訪問リハビリのように「治療」が目的ではないので、皆さまのご利用目的をしっかりと確認させていただくことは重要な仕事です。
「これまでどういう生活をしていたのか？」
「その人らしい生活を続けるための目標は？」
これらの情報はケアマネージャーと連携することで情報共有を行っています。病院勤務の時は、患者様・ご家族様と関わることはあってもケアマネージャーと関わることは多くはありませんでした。デイサービスにおいては、施設内外のケアマネージャー等多職種との連携・情報共有が重要であることをより意識することができました。

リヤンドファミーユで働く魅力

－ 多職種から学び合える職場

リヤンドファミーユのデイサービスでは、介護士・看護師・理学療法士・作業療法士とさまざまな職種を交えて一緒に働く環境です。それぞれの専門職の知識や経験を活かした関わり方や、ご利用者様の小さな変化に気付く感性や視点には感心させられることがあります。職種の壁を超えてお互いを認め合うことで、1人のご利用者様に対して多数の考え方・視点が生まれることは、スタッフにとっても貴重な経験・大きな成長につながると思います。

例えば、近くの席のご利用者様がトイレや入浴でいなくなり、一人ぽつんとなってしまったご利用者様がいた時に、そっと寄り添って職員が関わってあげたり、気が合うご利用者様とお話できるように席を変更したり、機能訓練がまだなら運動に案内したりと、スタッフの対応はいろいろです。どれもが正解であり、素晴らしい対応だと思います。視野を広げることで色んなことに気付ける職場だと思っています。

－ 複合施設だからできる関わり

施設内のサービス付き高齢者向け住宅のご入居様が何名かデイサービスをご利用されています。どんな生活をしているのか、サ高住の介護スタッフと情報共有がすぐにでき、デイサービスでのご様子などもすぐに伝達できる。私もサ高住のお部屋にお邪魔させていただき、普段の様子を見させていただくこともあります。車椅子や歩行器を使っておられる方がどこまでご自分で生活できているのか。生活に密に関わりながらサポートすることが可能です。

－ スキルアップも、ワークライフバランスも◎

小さなお子さんがおられるスタッフから、ある程度子どもが大きくなったスタッフまで幅広い年代が働いています。残業はほとんどなく、ワークライフバランスは取りやすい職場だと思います。

レクリエーションは創作やおやつ作り・学び舎・少し身体を使うようなゲーム等を週替わり・曜日替わり等と工夫をして実施しています。ご利用者様のことを思ってさまざまなアイデアを出し、楽しく過ごせるようにサービス精神を惜しまない方にとっても、やりがいある職場です。

私自身もスキルアップがしたいと考え、デイサービス管理者のポストが空くことになった際に立候補をしました。リヤンドファミーユでは、頑張りたい職員を応援し、機会を与えてくれる風土があります。

私のモットー・好きな言葉

「やるからには」 「一生勉強・一生青春」

「やるからには」という言葉は、さまざまなことに取り組む際の原動力となっている気がします。「一生勉強・一生青春」は、少しずつでもいいのでどんなことでも学ぶ姿勢を忘れずに、またチャレンジする気持ちを大事にしていきたいとう思いがあります。

（写真・インタビュー・文：MottoBrand 福井勝雄）

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