福祉科の高校を卒業後、介護福祉士の資格を取得。特別養護老人ホーム、デイサービス、ショートステイで経験を積み、2021年8月にリヤンドファミーユへ入職。6階・介護付き有料老人ホームに所属。

▼目次
これまでの介護キャリア
私の介護観
リヤンドファミーユで働く魅力
今後の目標
私の好きな言葉

これまでの介護キャリア

－ 母の影響で、介護福祉の道へ

母も介護の仕事をしています。私が幼稚園の時に、母が勤めていた高齢者施設の夏祭りに行ったのを覚えています。そこで見た母は、ご利用者様とすごく楽しそうにお話をしていて、とてもキラキラして見えました。「こんな素敵な仕事があるんだ」と、将来は介護の仕事に就こうと決めていました。

－ リヤンドファミーユとの出会い

デイサービス・ショートステイでも働いたのですが、比較的要介護度の低い方が多く、介護職の役割は見守りが中心でした。私は体を動かしている方が好きで、食事介助や入浴介助・排泄介助と介助量が多い方のご支援をしている時の方がやりがいを感じられた。短時間の関わりの中で信頼関係を構築するのも難しいなと感じ、転職を考えていたところ、母の知り合いがリヤンドファミーユで働いていてここを勧められました。サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホームは経験したことがなかったので、若いうちにさまざまな経験を積めるのではと思い、入職を希望しました。

現在は6階の介護付き有料老人ホームに所属しています。比較的介助量が多いご入居者様がいらっしゃるフロアで、寝たきりの方、ベッドサイドで食事介助が必要な方、オムツ交換等の排泄介助が必要な方のケアにあたっています。

－ 大切なひとと、時間を共有できる喜び

今、私の母も8階の介護付き有料老人ホームで介護スタッフとして働いています。そして脳梗塞で片麻痺がある祖母が7階に入居しています。
私も母も、祖母が入居しているフロアの担当ではないですが、出勤日には休憩時間や仕事が終わってから祖母の部屋に様子を見に行き、少し話をしてから帰っています。
フロアは違いますが、家族が入居し、母と一緒に働くことを認めてくれて、まさに「大切なひとが、大切にされる場所」がリヤンドファミーユです。

私の介護観

－ 看取り・ターミナルケアでの経験

リヤンドファミーユへの入職を希望した当初は、2～3階の医療対応型サービス付き高齢者向け住宅（住宅型ホスピス）での勤務を希望していました。

特別養護老人ホームで勤務していた時に、看取りを経験しました。少しでも豊かな心で最期を迎えられるように、ご利用者様自身が望まれる生活を介護スタッフがサポートする。介護の仕事をはじめてまだそんなに長くはないですが、人生の最期の時間に関わらせていただく経験をした時に、今まで感じたことのないやりがいがありました。

リヤンドファミーユの医療対応型サービス付き高齢者向け住宅には、末期がん・難病等で医療依存度の高い方が、その人らしい人生の最期を迎えるためにご入居を希望されます。将来的にはここで看取り・ターミナルケアの経験を積みたいと考えています。

－ 良い思い出に残る介護がしたい

昨日まで普通にご飯を食べられていた方が、次の日に急変されてしまう。次に出勤した時には、すでにお亡くなりになられていて、最期の瞬間に立ち会えなかったご入居者様もいらっしゃいました。

「当たり前に、明日は来ない」

そういった現実を目の当たりにしたことで、かけがえのない1日1日を大切に、たとえ忙しくても少しでもご入居者様にとって良い思い出に残るような、寄り添った介護をしていきたい。私が日々の仕事で心がけていることです。

リヤンドファミーユで働く魅力

－ 新しい経験ができる

ここに来て、接遇について改めて教わっています。ご入居者様にとって『住まい』という意識が強いので、私たち介護スタッフにも適切な距離感と丁寧な接遇が求められます。入職間もない頃は、先輩がご入居者様と関わる場面に付いて行き、そばで見させていただきました。ご入居者様個々の性格や注意点、関わる上でのアドバイスを丁寧に教えていただきました。

また、入浴介助はご入居者様のプライバシーが保たれる『個浴』で対応しています。看護師さんと一緒に介助に入り、抱える時などは2人で息を合わせないといけない力仕事もあります。これまでの職場では機械浴だったので、新たな経験から介護技術を学んでいます。

－ 仲間のために動ける人たちの集まり

リヤンドファミーユに来て一番思うことは、スタッフ同士の人間関係がとても良いことです。他の階は分からないのですが、私がいる6階は本当にみんなが協力的で、「ここやってくれているから、あっちは私がやるね！」と助け合いながら仕事ができています。

例えば、私が良心的にやっておいた仕事があったとしたら、必ず気付いてくれて「ありがとう」とお礼を言ってくれる。「これをやっておいたら、次の人が楽だな」とみんなが周りを気遣いながら自発的に仕事をしている、働きがい・働きやすさを感じられる風土がある職場です。

－ 安定したお休み、ワークライフバランスも◎

希望を出せば連休がもらえることも、私にとっては嬉しい点です。だいたい月に1回くらいは連休ができるようにシフト調整をしてくれます。どうしても3連休が欲しい時も「大丈夫だよ」とカバーしてくれたり。ワークライフバランスの観点でも、働きやすい職場だと感じています。

今後の目標

－ 若いうちに、たくさん知識を身に付けたい

介護支援専門員（ケアマネージャー）の資格取得を将来的には目指したいと考えています。若いうちにたくさん知識を身に付けておきたい、その過程で資格取得できれば。介護福祉士として現場での仕事が好きなので、そこでもプラスアルファの知識は必ず活きてくるはずと考えています。

私の好きな言葉

「思いやり」

日々の業務をこなすことに必死にならず、ゆっくりお話をしたい。たとえ忙しくても、忙しい雰囲気をご入居者様が感じてしまったら遠慮させてしまう。そうならないように、一つ一つ丁寧に、思いやりを持って、寄り添う時間を大切にできる介護士でありたいと思います。

（写真・インタビュー・文：MottoBrand 福井勝雄）

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